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Issue 018  近藤良平
一番自由で一番新しい王様

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Dress ¥48000,  Headpiece ¥12000 / Kanaaoki

 ダンスカンパニー「コンドルズ」を主宰するに留まらず、多分野で活躍するダンサー、振付家の近藤良平。このたび、2022年4月より彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督に就任することが発表され、多くのダンスファンに喜びと驚きで迎えられた。同劇場では音楽、演劇畑のアーティストが今まで芸術監督を務めてきたため、ダンス畑のアーティストが芸術監督に就任するのは初めてのこととなる。ピナ・バウシュ、イリ・キリアン、アクラム・カーン、バットシェバ舞踊団、ジェローム・ベルなど最高のコンテンポラリーダンス・アーティストを招聘してきて、日本のダンス界では最も重要な拠点の一つである劇場の芸術監督がダンサー/振付家であることは、誠に喜ばしいこと。52歳となった今も、永遠の少年のように生き生きとしていて、輝く目と独特の語り口がたまらなく魅力的な近藤に、意気込みを伺った。

ジャンルをまたいで、やりたいことをやっていく

近藤 「一年位前からこの就任についての話を始めていて、その時はびっくりしました。芸術監督とは何をする人なのかと最初に思いました。蜷川幸雄さんが芸術監督だったことはもちろん知っていますが、蜷川さんという「人」が先にあって芸術監督、のイメージだったからです。

なので、まず蜷川さんのやってきたことを振り返ってみました。また自分もこの劇場とは2006年からかかわっているので思い返してみて。東京近辺でずっと続けて上演している劇場はここだけだなと。コンドルズだけでなく、ハンドルズ(県主催の障害者ダンスチーム)との活動なども派生してやるようになって。よく考えてみると長くかかわっていることもあり、受け入れられると思いました。」

 

近藤 「あとは芸術監督とは何かを考えたときに、ぼくが好きなピナ・バウシュはヴッパタール舞踊団の芸術監督だったので、どうしてあのような偉業が可能だったのかとか、新国立劇場は部門別に分かれているけど、さいたまはダンスに限らず音楽、演劇もまとめる芸術監督である違いなどを考えました。」

 

 芸術監督決定にあたって、近藤が配信した楽しい就任決定あいさつ動画も話題になった。この動画では、近藤は3つの活動目標を掲げている。その一つには、音楽、演劇、ダンスの分野を取り払った形で一つの文化のジャンルとして発信していきたいことだ。近藤はダンサーとしての活動のみならず、舞台俳優やミュージシャンとしての活動も行っているなど、一つのカテゴリには収まらないアーティストだ。

 

近藤 「そもそも、なぜ日本人はこんなにジャンル分けが好きなんだろう、と思っていました。変わっていけばいいと思います。ジャンルをまたいだほうが、単純にお客さんも増えるし。今はまだジャンル間の垣根を感じます。今は映像メディアのほうが進化が早いのです。そういうところは敏感になりつつ、やりたいことをやっていきたいと思います。昭和のアナログな人なので、個人的には紙芝居なども大好きだし、そういうのって外せませんよね。」

 

 ここ一、二年は芸術監督の交代が日本国内で行われてきて、世代交代の波を感じさせている。新国立劇場のバレエ部門に吉田都、神奈川芸術劇場(KAAT)に長塚圭史、愛知県芸術劇場に勅使川原三郎。そして現在52歳の近藤が、亡き蜷川幸雄の後を継ぐことになる。いつまでも少年のような、かっこいいお兄さんのような近藤が芸術監督となるのはファンにとっても感慨深い。

 

近藤 「思えば同世代の人たちに助けられてきました。その同世代が芸術監督になるようになったのもびっくりです。30代、40代の時には日本各地でワークショップをやってきて、その地域で初めてのコンテンポラリーダンスのワークショップもやってきました。今まで自分が駒の一つだったのが、芸術監督になると人を動かす立場になります。何かが変わった、ついにこのポジションになってきた印象を受けます。舞踊教育の世界でも、ぼくが横浜国立大学の学生だった頃の師匠や、当時の人たちはほぼいなくなり、今牽引しているのはぼくたちの世代です。急速に平山素子さんなどの世代が中心になってきました。ずいぶん変わりましたね。」

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Jacket & Skirt / anna choi

オンライン配信公演は歴史的なできごと

 コンドルズは映像での発信も積極的に行ってきた。毎公演ごとの凝ったオープニング映像を楽しみにしている人も多い。そしてコロナ禍になってからは、メンバーによる動画配信やトークライブ配信を積極的に行ってきた。近藤良平やコンドルズのメンバーの個性的で魅力的なキャラクターによる動画は、多くの人々の心の励みになってきた。

 

近藤 「コンドルズも色々なメンバーがいますが、とはいえ一番若い人が30代前半で、一番上はかなり上です。コンドルズも長く続いているカンパニーなので、お客さんの年齢も一緒に上がっています。20代のときに観ていた人が30代に、そして子供ができたから子供と一緒にといういい感じになってきました。でも今の大学生から20代後半の人は観に来ませんね。観に行こうという興味が、接点もなくて作れないのです。そういう人たちの心を打つのって意外と難しいです。オンラインや映像などをぼくたちもこの機会にいろいろ作って配信しました。YouTubeとかTwitterとか。でもぼくたちからすると、こんなところまで見せなくちゃいけないの、というところも、そういう媒体では当たり前に期待されるので。それを受け入れないとただの頑固おやじみたいになってしまいます。合わせようとするとすごく疲れるんですよ。でも試してみて、だめならダメ、と挑戦しています。まだ途上と思っているところですが。」

 

 芸術監督としての目標のひとつとして、さいたま芸術劇場から埼玉県内へ、日本全国へ、そして世界へとつないでいくために、そしてここへ人を集めていくための発信をしていくことを近藤は挙げた。

 

近藤 「さいたまからの発信を全国に、世界に、というテーマとオンラインの発信はつながってきますね。オンラインのいいところは、ワークショップなどでも、どこでも、たとえばメキシコでも繋がれるところです。同時に埼玉県にはもともとダンスの土壌が育っており、バレエも盛んですし、埼玉県舞踊協会も頑張っています。連携できればいいと思っています。」

 

 昨年6月に予定されていたコンドルズのさいたま新作シリーズ公演第14弾『Golden Slumbers-ゴールデン・スランバー』がコロナ禍で中止になってしまったが、代わりにコンドルズは新作ビデオダンス『I Want To Hold Your Hand』を製作し、配信を行った。筆者もこの作品が公開されたとき、ライブ配信で観て心を熱くし、最後には涙をぽろぽろ流したものだった。

 

近藤 「コロナ禍で公演が中止になった後の映像作品の配信は歴史的なことだったと思います。誰もがしゅんとしているときに、感染拡大ですぐそこまでも行けないような感じだったときに、コンドルズのメンバーそれぞれが、自分が監督になって自分を撮れ、という指令を下してみたのです。そこに行けないから、とにかく自分で撮ってくれと。それができたことは本当に面白かったですね。」

 

近藤 「お客さんの反応も、SNS上でもぼくたちが予想していた以上でした。泣いたとか。コンドルズのファンでも地方に住んでいる人はさいたままで来られないですよね。だけど何十年ぶりに観てやっぱりコンドルズ最高、という声がとても多かったです。あの映像は今作れと言っても、今は外に行けちゃうので無理なのです。」

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切実な気持ちから生まれた「こんどうさんのたいそう」

 コロナ禍の昨年4月から5月にかけて、近藤はTwitterでほぼ毎日のように「こんどうさんのたいそう」の動画を配信して、家でできる簡単な体操を紹介していた。この自粛期間、彼は何を感じ、考えていたのだろうか。

 

近藤 「コロナ禍をテーマとした演劇『イヌビト』(新国立劇場、長塚圭史演出)の稽古の時がちょうどその期間だったのですが、触れる、触れないというのが最大の問題でした。あの時はソーシャルディスタンスの規制がひどくて、ワークショップで触れてはいけないというのは、僕のやろうとすることを全部やめろと言われているようなものだったのです。それが一番絶望的でした。ダンスで人と関係を持つこと、そのためにコミュニケーション的なダンスをやったり作品を作ったりすることが、ぼくの中で大きかったのです。それが頭ごなしにダメと言われているようで。実際にワークショップをするのも難しかった。オンラインでもできることには限界があるし、考える上での面白みがなくなってしまいます。面白みがなくなってくると、知力も体力も落ちてきます。しょうがないから縄跳びでもやるか、と。それでTwitterで体操をいっぱい作って。それは僕の頭の訓練でもあるし、作っていないと、ひとりきりだし。楽しいからいいんですけど。いろいろ動いて、いろいろしゃべって、いろいろ撮って。それは頭の体操になっていて。そんな時期がありましたね。」

 

近藤 「なんやかんやその時の映像を時々見るけど、まじめすぎるものを撮っていますね。切実なのでしょうね。いい意味でヘラヘラしていないですね。それに比べると今は、もっと先のことを思っているから、自分の中でそんなに暗いという発想はないのです。この劇場のこともそうだし、みんなで一緒に何かやろうという、少しだけ光が見えてきました。また海外やどこかに行きたいな、と思うようになってきました。」

 

 コンドルズでの活動以外でも、近藤良平はソロ活動をしており、神楽坂の劇場セッションハウスでは、「どこでもシアター」として無観客公演の配信を行ってきた中でも、近藤のパフォーマンスを配信した。

 

近藤 「そのあとも映像関係の配信は続けていますね。試せることは試しています。神楽坂のセッションハウスも、小さい劇場ですがいち早くオンライン劇場というのを始めて、すごいなと思いました。パーっと作ってみる実行力はすごいです。」

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愛しのさいたまから日本全国へ、そして世界へ

 コロナ禍のため現在は海外との行き来は難しいものの、彩の国さいたま芸術劇場は、舞踊プロデューサー 佐藤まいみの下、優れた最先端のコンテンポラリーダンスを招聘してきた実績がある。かつては、ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)で長年活躍してきた振付家のイリ・キリアンがフェスティバルの芸術監督を務めていた時期があったほどだ。一方で、コンドルズも海外公演を行ってきており、少年時代を南米で過ごした近藤の国際的な感覚にも定評がある。

 

近藤 「海外ツアーは最近では3年前にメキシコツアーをやりました。台湾には本当は去年行く予定だったのですが中止になってしまいました。これからはアジアのプラットフォームとしてさいたま芸術劇場が機能できたらと思います。海外招聘作品なども、今のアートとしてふさわしいものが観たいわけで。どんどん開拓していければと思います。最初の諸井芸術監督の時には、ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップスなど素晴らしいアーティストを招聘していましたね。ぼくの大好きなピナ・バウシュ率いるヴッパタール舞踊団ももちろんです。」

近藤 「NDTが2002年のこの劇場での公演でやったように、劇場内のいろいろなところでダンサーが踊って観客が観て回るといったことをやりたいのです。早くやりたい。かつてやっていたことでも良いものは、もう一回この劇場に戻したいです。」

 一方で2006年から毎年公演を行ってきた彩の国さいたま芸術劇場、そしてこの劇場がある与野本町(さいたま市)へ寄せる愛情も深い。

 

近藤 「さいたま芸術劇場の大きな看板に自分のカンパニーが載ると嬉しいですよね。そして道路標識に“こちらに行くとさいたま芸術劇場”と書いてあるのも嬉しいです。あと駅の商業エリアの中に、舞台の小道具として使った人形を飾っているのですが、見てくれている人がいるのも嬉しいです。ですが、与野本町には何もないと皆さんが言っているのをよく聞きます。どうやったらそのセリフがなくなるかを考えなくてはなりません。」

 

近藤 「せっかくこの劇場は敷地が広いので、もっと利用したいと思っています。写真撮影で普段は上がれない屋根に上がったら、めちゃくちゃ眺めがいいのですよ。さいたま新都心も見えるし、富士山も見えます。ぼくはちょっと高いところがあるとそこに行きたくなるのです。とにかく、劇場と与野本町駅の間をもっといい感じにしたいです」

 

近藤 「埼玉県は広いので時間がかかるかもしれませんが、地元の人との交流はもっと進めていきたいです。ワークショップを開催すれば地元の人にも会えますし。ハンドルズのメンバーの半数近くは秩父エリアから来ています。与野本町や浦和のエリアは、秩父とはまた文化圏が違うのですよね。秩父のほうは秩父祭りなどの地域文化があり、こちらから出向いていきたいと思っています。いろんなところをキャラバンしようという話をしています。一回は必ず各地に行きたい。」

 

近藤 「また、就任あいさつ映像で「多様性」とさくっと言ってしまったのですが、このコロナの時代になって、コンドルズもSDGs(持続可能な開発目標)と言うようになったんですよね。このテーマのオンラインのシンポジウムにも呼ばれました。今まで自分たちがやってきたことは、SDGsとそんなに外れていないことに気づきましたし、これからも意識していきたいと思っています。」

 

 3月には、アイスキャンディ「ガリガリ君」の40周年を記念した新作のみんなで踊れるダンス動画「ガリガリ君ダンス」を赤城乳業が制作したが、近藤良平はこの振付を手掛けた。

 

近藤 「今ぼくはガリガリ君の仕事をして、たまたまですが埼玉の赤城乳業の商品です。ガリガリ君ができてから40周年で。この映像のガリガリ君の歌を作ったのがポカスカジャンです。ポカスカジャンもそのころ売れるか売れないか、ちょっと売れ始めたころで、ガリガリ君の歌を当てたのでワハハ本舗の中で不動になったんです。世代的に同じで、大久保君とは犬友達なんです。散歩していたら話しかけてきて、それで仲良くなって、それ以来の仲です。それで40周年を一緒に祝っているのです。ガリガリ君は奥深いですよ。死ぬ前に最後に食べたいものがガリガリ君という人もいるらしいですよ。劇場としてもガリガリ君とは組みたいと思っています。劇場のロビーで売るのもいいかもしれません。英国の劇場では劇場内でアイスクリームを売っていますよね、それができたらいいなと思います。」

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何をしようが自由なのがこの劇場の魅力

 

 それでは、改めて、近藤良平にとって、さいたま芸術劇場の魅力とは何なのだろうか

 

近藤 「この劇場はぼくからすると作品を作る時間が長くてその時間が大事です。ここは充実した稽古場があって、そこがとてもいい。ここは東京に住んでいる身からするとあり得ないくらい広いし、整っているのです。コンドルズのメンバーもここに来ると、まずバレーボールなどを始めちゃうんですよ、広すぎて。大声も出せるし、逆立ちしようが何しようが自由。そんなことができるのがここのリハーサル室で、アイディアも生まれます。練習場所があって、仲間がいて、やってみようよということができる場所です。この場所が手招きしている感じです。ぼくとしては、大ホールは大ホールの魅力があり、小ホールは天井が高くて、あの見え方はちょっと外国的ですよね。自由な発想で、もっと使われてほしいと思ってしまいます。」

 

 近藤ならではの楽しいアイディアも飛び出した。

 

近藤 「この劇場の外に屋台などを作りたいですね。人が集まってくる仕組みを作りたいですよね。与野本町駅から、本番がある日は馬車を走らせてみるとか。タイのトゥクトゥクが待っていて乗せていってくれるとか。ヤギを劇場で飼って除草してくれるとか。子供がヤギを見に来ますよね(笑)。」

 

 相次ぐ公演中止や感染防止策の負担、生活に困窮するアーティストたち、といった暗い話題が続いたダンス界の中で、近藤の彩の国さいたま芸術劇場次期芸術監督就任決定は久々の明るいニュースとして、希望の光を人々の心の中にともした。

 

近藤 「ぼくも次期芸術監督就任が決まったら友達からたくさんメールやLINEをもらって、こんなにもらったのは久しぶりです。これまでも賞をもらったら「おめでとう」が多かったのですが、今回は少し違っていて。同年代で、やってくれると思っていたよ、と言う人もいるし、全然違う、例えば美術畑の人から、やっとそういうことが動き出したんだね、と言われるとものすごくうれしいですね。明るくなる、と思ってくれる人が結構いるんだな、と。」

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Dress ¥48000,  Headpiece ¥12000 / Kanaaoki

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うろたえずに前進し、風が気持ちよく通り抜ける劇場に

 

 次期芸術監督に就任後も、近藤はコンドルズの活動、そしてそれ以外の活動も精力的に続けていく。今年9月には、元モーリス・ベジャール・バレエ団の小林十市と、神奈川芸術劇場(KAAT)で『エリア50代』と題した50歳を過ぎたダンサー自身の身体に向き合う時間を作ってみたいと考えた企画の作品で共演する予定だ。また、恒例のコンドルズの彩の国さいたま芸術劇場での新作公演『Free as a Bird』も6月5日、6日に開催される。

 

近藤 「これからも個人的な活動も続けていきますが、それは結局全部つながっているんです。外れているものではない。個人的なこともやるし、KAATで行う小林十市さんとの公演も動いています。50代ばかり集めて、スタッフも皆50代なのです。そこでやる気を見せます。」

 

近藤 「日本舞踊などは歴史が長いじゃないですか。何度も試練の時期を経てきたわけです。だからこんなことでうろたえないと余裕があって。『オンラインで指導とかやらないわよ』、って。すごい、と思いました。ぼくもうろたえずに頑張っていきます。様々な人が行き交う場所、風が気持ちよくぬける劇場に、ぼくはしていきたいと思います。」

 

 近藤良平が作り上げる彩の国さいたま芸術劇場の今後からは、目が離せない。どんなワクワクが私たちを待っているのだろうか。

STYLING : Yoshi Miyamasu(SIGNO)

HM : ITSUKI (SIGNO)

PHOTOGRAPHER : 井上ユミコ

INTERVIEWER & WRITER :  森菜穂美

THANKS TO : 彩の国さいたま芸術劇場

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近藤良平/Ryohei Kondo

ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。横浜国立大学教育学部卒業。1996年「コ ンドルズ」を旗揚げし、全作品の構成・映像・振付を手がける。TBS系列『情 熱大陸』、NHK総合『地球イチバン』、『AERA』表紙などで脚光。NHK教育 『からだであそぼ』内「こんどうさんちのたいそう」や、『あさだ!からだ!』 内「こんどうさんとたいそう」、NHK総合『サラリーマンNEO』内「テレビサ ラリーマン体操」などで振付出演。NHK連続テレビ小説『てっぱん』オープニン グ、NHK大河ドラマ『いだてん』天狗倶楽部の振付など、親しみやすい人柄とダンスで幅広い層の支持を集める。野田秀樹作・演出による演劇作品や前 田哲監督、三池崇史監督の映画、テレビCMなど、多方面で表現者として活 躍。

「埼玉県障害者アートフェスティバル」の一環として行われたワークショッ プを契機に、障害者ダンスチーム「ハンドルズ」を2009年に結成。障害者による身体表現という新しい領域に挑戦し、過去7回の埼玉公演や県外公演はいずれも大盛況を呼んだ。このほかにも 全国各地でダンスの魅力を幅広く届けるほか、多様なアプローチでダンスを通じた社会貢献に取り組んでいる。

立教大学、桜美林大学、東京大学などで非常勤講師を務める。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞受賞、第 67回芸術選奨文部科学大臣賞受賞、第67回横浜文化賞受賞。2021年4月より彩の国さいたま芸術劇場次期 芸術監督に就任。

<公演情報>

コンドルズ埼玉公演2021新作『Free as a Bird』

構成・映像・振付:近藤良平
出演:コンドルズ

石渕聡、オクダサトシ、勝山康晴、香取直登、鎌倉道彦、黒須育海、古賀剛、 小林顕作(声の出演)、ジントク、

スズキ拓朗、田中たつろう、橋爪利博、藤田善宏、 安田有吾、山本光二郎、近藤良平

日時

2021年6月5日(土)〜6月6日(日)

開演時間は、6月5日(土)14:00/19:00、6月6日(日)15:00

 

会場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

チケット情報

一般:S席5,000円/A席3,500円、U25:S席3,000円/A席2,000円(公演時25歳以下対象/要身分証明書)

 

問い合わせ

0570-064-939彩の国さいたま芸術劇場

WEB

https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/90344/

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©︎HARU

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